
A&Aのブログにpom pomさんが紹介していたヴァージニア・ウルフの映画。実は私も結構好き。もう10年以上前にオルランドという映画を観ました。確か、こんな粗筋だったかな。エリザベス女王の頃に生まれた男の子オルランドが主役。人生のところどころで何故か1週間の昏睡状態に陥る。目覚めては生きて数百年の時が過ぎ、現代まで生き続ける。おもしろいのは、あるとき昏睡状態から目覚めたら女性になっていた、という設定。変化した自分の体を見て主人公がつぶやく。「目覚めたら女になっていた。それでも私は私。オルランドだ」。生まれ変わって移り行く姿と、それでも変わらない魂の本質を象徴するようなストーリー。不思議な懐かしさを感じながら観ていました。

青年時代のオルランド。ある国からきた王女様と恋に落ちます。「愛している。君は僕のものだ」。誇り高い王女は、彼をまっすぐに見つめて問います。「私があなたのもの?どうして?」。自分の恋心に夢中なオルランドはその言葉の真意など考えようともせず、笑い出します。「どうしてって、、、」そんなわけのわからないことをいう君もかわいい、といった態度。結局オルランドは失恋します。

女性に生まれ変わったオルランド。当時のイギリスでは相続権は男性にあり、財産没収の窮地に陥ります。そこに現れた貴族の男性。「あなたを愛しています。結婚しましょう。あなたは私のものだ」。それはかつてオルランドが恋する女性に向けた言葉。オルランドは一蹴します。「私が?あなたのもの???」王女と同じように。

映画のほんの一部のシーンなのだけど、記憶に残りました。男性対女性といった固定した対立を描くのではなく、オルランドが男性と女性に生まれ変わる過程でごく自然にその矛盾を体験していきます。瞑想して時間と空間から解き放たれて自分の意識そのものと向き合うときのように、身体の性別を超えた自分の魂を感じ取ることで、理解できることもあるのだと思います。

その後オルランドは愛する男性と出会い、、、続きは映画でどうぞ。。